2011年 11月 27日
直島の昔から続く家々があるところに、数々のアートがある そのままの家屋の中に作ったもの、溶け込むように建てられたもの、 ひとつひとつをゆっくり歩きながら見て行く 路地の奥の普通のお宅でさえも、ここではとても絵になる 歩くのが本当に楽しかった 気持ちよかった この家プロジェクトの中で、ジェームズ・タレルのアパーチャーシリーズのひとつ、「バックサイド・オブ・ザ・ムーン」というインスタレーションがあった 南寺という建物の中、真っ暗、本当に何一つ見えない漆黒の闇の中に入って行く 自分の身体さえも全く見えない 手のひらさえも全く見えない 黒々としたこれほどまでの闇 壁から手を離さないで、と言われ、ゆっくり歩いて行く もうこれだけで私には恐怖だ もともと鈍感な私だ これほどまでに何の光もない真っ暗闇の中でどうしたらよいのか不安になる 先に入って行った相方の気配でさえも 感じることができない やっと行きつくところまで行き、そこに座る 隣に相方がいることを触って確認して少し安心する ゆっくりゆっくり15分ほどの時間をかけて、本当にうっすらと、目の前に四角い光が見えてくる しかし、その見えてくるまでの長すぎる時間がとても私を不安にさせる たったひとりで、果てしなく広い空間にポツンといるような気分になってしまう 寂しい そして、その四角い光は本当にそこにあるのかどうか もしかしたら私の思い過ごしかもしれないと思う気持ちの方が強くなるほどの、薄い薄い薄すぎる光だった でも実は、それはずっとそこにあった 不安な闇の中でも、瞼の裏に出来た光の記憶のようなその光を、慣れてきた目が捉えることができた とても面白い作品であった 以前もこのブログで書いたことがあったが、現代アートを理解する、ということは私にはできないけれども その作品を見て、美しい、綺麗だ、怖い、不安だ、恐ろしい、つまらない、そんな風に私は感じるのだということを知るということが、私は面白いと思うのだ 今までクラシックなアートの方がどちらかといえば好きであった 相方の影響で現代アートの面白さを知るようになり、ここ直島にもいつか絶対に訪れたいと思っていた もう一度見たいものもたくさんある 見られなかったものもあった 瀬戸内の他の島にも見てみたいものがある いつか また #
by lovebblove
| 2011-11-27 18:56
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2011年 11月 27日
地中美術館へ 素晴らしかった ウォルター・デ・マリア 心に迫った うまく言葉に出来ないのだが この美術館は素晴らしかった コンクリートで無機質に囲まれた中に それらがそこにある 不思議とそこにくっきりと浮かび上がる作品たち そして安藤忠雄は切り取られる空も計算しているのだと思わされる きっと、この直島の空を一緒に見て、この美術館は完成されるのだと思う :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: こうやって直島の思い出を綴っていると ほんの少し前のことなのに 随分前のことみたい いつも通りの毎日があり 先週はずっと姉妹ホテルである横浜馬車道にまた接客向上のための指導に伺っていた 難しいことではあるが、一生懸命伝えたい 前回から目を見張るほどよくなっているスタッフを見ていると とても嬉しい ただ、毎朝鏡を見て自分に問いかける時に 納得がいかない ちょっと違うよな って そう思っていることがもう終わっているな 40歳 改革開始 #
by lovebblove
| 2011-11-27 16:29
| trip
2011年 11月 27日
直島はアートの島としてあまりにも有名であるが ベネッセが運営する美術館、ホテルがあり 今回そのベネッセハウスを予約しておいてくれた ホテルの中にも作品がたくさんあり、各部屋にもある 私たちの部屋にはジェームズ・タレルの「ファーストライト」があった なんという贅沢 瀬戸内の海は穏やかで またちょうどとてもよい天候 ホテルの前にもたくさんの作品 気持ちの良い風の中で 幸せだった #
by lovebblove
| 2011-11-27 15:54
| trip
2011年 11月 21日
ゆったり贅沢な旅が終わり、いつもの毎日が始まった いつも以上に忙しい週末だった トイレに行く時間も取れないぐらい 危なかった 笑 心に身体に沁み込んでいる今回の旅行の余韻 あちらではたくさんの美しい空気を漏らさず吸い込もうとした それだけでは足りず いつものように写真でたくさん切り取った 少しずつあげてみます 今回の旅行の行き先は 直島 ずっとずっと行きたいと思っていた瀬戸内の小さな島 直子の直島 特別な場所 列車で行くのだという それも、寝台列車だという 「サンライズ瀬戸」 横浜を12日の22時24分に出た いつも車、飛行機ばかりで、列車で旅をするということが、私にはあまりなかった 彼も寝台列車は初めてだという この列車に2室だけあるというサンライズツインが私たちの場所だった とても綺麗で驚く それに、コンパクトに使いやすくまとめられて、さすが日本だと思わされる 相方が美味しいシャンパンを持ってきてくれていた グラスも。 (プラスチックだけどいつもちゃんとこうやって拘るのが、私もとても好きである) 滑るように夜の中を走る列車は とてもとても居心地がよい 窓の外を灯が流れ 時々ガタンと揺れるのがなんというかとてもよい 秘密基地の中にいるような こうやって美味しい泡を飲んで、えへらえへらしている私を運んでくれるなんて ちゃんとパジャマがついていて それを嬉々として着てみる キャッキャ言いながら寝っ転がってみる 窓がホームと同じ高さ すごい光景 翌日13日朝、6時すぎ 瀬戸大橋を渡る 名残り惜しい もっと乗っていたかった 寝台列車の虜になった この列車の色合いも、とても好み シックで素敵 高松に朝7時過ぎに到着 初高松 #
by lovebblove
| 2011-11-21 12:11
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